勉強が苦手な子のやる気を引き出す!たった5つの方法

子育て

こんにちは~(^^)/

発達障害や知的障害を専門として大阪で活動している まりこ です!(*^^*)

今回は、私自身も相談を受けることが多い内容、学習にまつわるトピックになります。

その中でも、勉強が苦手な子が少しでも前向きに机へ向かうことができる方法について、5つのポイントを軸にお話ししていきます。

0、なぜ子どもたちは勉強をしないのか?

5つのポイントをお伝えする前に、

子どもたちが勉強をしない理由について整理していきましょう。

これは非常に単純明快なもので、

「 おもしろくないから 」です。

しかし、ただおもしろくないといっても理由は様々です。

勉強が分からないからおもしろくない。

・勉強をしても点数が悪いままだから、おもしろくない。

・そもそも勉強をする意味が分からない。

などが代表例として挙げられます。

こんな状況であれば、おもしろいわけないですよね……。

ですが!!
そういうものかぁ…と諦めるのではなく、以下の5つの方法を実践してみてください。

子どもたちの勉強に対する負の感情を軽減していくきっかけになるかもしれません!!

では早速、5つの方法についてお伝えしていきます。

1、簡単な問題で自信をつける。

まず1つ目は、「 簡単な問題で自信をつける 」です。

勉強が苦手な子どもたちの中には、自分は勉強ができないからと実力に関わらず、

自分自身のイメージで決めつけている子が本当にたくさんいます。

この方法はそんな子どもたちに対するアプローチとして効果的ですが、方法としてはかなり単純なので非常に取り入れやすいものです。

まずは、子どもたちに「簡単すぎる!!」と言われるほどの問題を解いてもらいます。

そうして、ぐんぐんレベルを上げていきましょう。

その中で、悩みながらも自分で解答できるラインを見つけていき、

「 考えたらわかる! 」「 おもしろい! 」

という気持ちを引き出していきます。

また、これを行うことで、自分自身は何もできない人間なんだと悲観的になるのではなく、自分自身の有能さに気づくことで、少しでも負の感情を払拭することを目指します。

2、×をつけない。

2つめに紹介する方法は、「 ×をつけない 」です。

子どもの中には、自分の解答に×をつけられることがたまらなく嫌だという子どもたちがいることをご存知でしょうか??

確かに返却されたテストが×ばかりではどうでしょう。

あなたの解答が間違っています!!

とダイレクトに伝わってくるので、誰でもショックを受けますよね。

同時に自信ややる気もなくなっていくことと思います。

子どもたちは学校で日常的に採点を受けており、そうした嫌な気持ちが増幅する機会が必然的に多くなっているのです。

そもそも、×をつける意味とは、間違いだと分かるためなので、

わざわざ×を打たなくても〇がないところが間違いだと分かればよいのではないでしょうか?

とはいっても、テストであれば不正を防ぐためにも×をつけることは必要ですし、学校で×をしないということはほぼ不可能です。

だからこそ、日常の学習ではできるだけ、×をすることを減らし、子ども自身がマイナスなイメージを抱きにくくしていきたいところです。


具体的な方法としては、

○のみをつけるてもよいですし、×以外の目印(二重線を引く、色を変えてしるしをする等)で間違いだとわかるようにします。

そうする小さな工夫で、×から受ける視覚的ダメージを減らしていくことができるのです。


またやり直しの際は、×を○に変えるという作業ではなく、○を増やしていくことで、間違いを直したのではなく、正解が増える喜びを味わうことができるようになっていきます。

3、勉強した分量を可視化する。

続く3つ目は、「 勉強した分量を視覚化する 」です。


皆さんも同じだと思いますが、学習で一番辛いことと言えば、成果が分からないことですよね。
ただやっていても成績はあがらないし、何だかやる気が出ない…となるのは当然の摂理だと思います。


そこで、オススメなのが、努力を成果として捉えられるようにすることです。

例としては、
ノート1ページに対する問題の量を減らす。

プリントも問題数が少なく、すぐに終えられるものをメインにする。

ことが挙げられます。


そうすることで、必然とやった分量が増えていきます。
そして、重要なことはそれをしっかりと子ども自身に見せて讃えることです。

こんなにできてすごいね!!
本当によく頑張ったね!(*´▽`*)
周囲からの賞賛の言葉1つと努力して積み上げた紙の束が勉強に対する確かな自信へと変わってくれるのです。

4、同じ問題を解く。

4つ目は、「 同じ問題を解く 」 です。

今までご紹介した3つは、子どもたちの努力や気持ちの面に焦点を当てた内容でした。

同じ問題を解くというこの手法は、自分自身の成長を感じてもらうことを目的としています。

私のおすすめは、月に1回程度、同じ問題を解く機会をつくることです。
難易度は1回目の解答で6割程度、正解できるものが望ましいです。

学習を頑張っても、なかなか点数が上がらないことは多いと思いますが、同じ問題を繰り返し解くことで、必ず点数が上がっていき、満点に近づいていきます。

解く度に点数が上がっていくことで、自分自身の学力の成長を実感し、満点にしたいという前向きな気持ちを生むきっかけを作ることが重要なのです。

5、ご褒美をつくる。

最後の5つ目は、「 ご褒美をつくる 」です。

毎日、学校や家で頑張っている子どもたちに対して、時にはご褒美的な要素も必要になってきます。

大人たちが仕事をして給料をもらうのが当たり前のように、人というのはどうしたって努力に見合っただけの対価が欲しくなるものなのです。

誰かに褒められる・認められるということももちろんご褒美になりえますが、それよりもしっかりとご褒美だ!と感じられるものが効果的です。

一つ注意していただきたいことは、
ご褒美=物を買い与える
ということではありません。

週末のお出かけに行きたいところへ連れていく、晩御飯を大好物にする等の些細なことでも構いません。

ここで重要なのが、「いつも頑張ってるから、ご褒美ね!」と一言伝えることです。

そうすることで、子どもは、自分の頑張りを見てくれている人がいることに気づくことができるのです。

そうして、よし!また明日も頑張ろう!と前向きになり、また努力できるよう日々サポートをしていきたいものです。

さて今回ご紹介した5つの方法は、いかがだったでしょうか?

子どもと言っても十人十色なので、一概には言えませんが、読者様の目の前にいる子どもたちへの関わりのヒントに少しでもなれば幸いです。

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