こんにちは~!!(*´ω`*)
発達障害や知的障害を専門として大阪で活動している まりこ です!(^^)/
さて今回は、
全てがイヤ!思うように動いてくれない子どもたちへの対応方法について、誰にでもわかりやすく丁寧に解説していきます。
毎日毎日、子どもたちと生活していると、
なんで思うように動いてくれないの!!もっとこうしてほしいのに!!
と感じる瞬間はほんっとにたくさんありますよね~(^▽^;)
未就学のお子様であれば、
・後片付けができない。
・自分でやろうとせずに、全て大人に手伝ってもらおうとする。
学齢期のお子様であれば、
・ゲームをなかなかやめられない。
・なにかと言い訳をつけて物事を進められない。
などなど、絶対にこうした方が良いと誰から見ても明らかであったとしても、なかなか思うように動いてくれないことって多いですよね。
「こうして!」『いやだ、やりたくない!』
という押し問答の繰り返しではお互いにイライラがつのっていきます。
そこで、今回の記事では、お互いのストレスを軽減しながら、
上手く関わっていける まりこ流の方法 を伝授させていただきます!
それでは、さっそく本題に移っていきます。
1.思うように動かそうとしない。
そもそもの大前提として、子どもは大人の思うように動いてはくれません。
というのも、誰しも相手を自分の思うがままに動かしたりすることなんてできやしないからです。
どれほど小さい子であっても、意思があり、気持ちがある。
当たり前のように大切なことですが、慌ただしい毎日の中では、ついつい忘れてしまいそうになります。
そして、いつものように声をかけてしまうのです。
宿題は後回しにせず、すぐに済ませたほうがいいよ!
もう!早く片付けなさい!
そして、いつものように返ってくる言葉は
「イヤ!!!!!」
ですよね~(;^_^A
確かにこのように声をかける場面では、大人が言っていることが正しいことが大半です。
もちろん宿題は早く終わらせてから、遊ぶほうが間違いなく有意義ですし、
後では面倒になるので、早く片付けるほうが絶対に良いはずです。
しかし、子どもたちが動くかどうかの判断基準には、正しいか間違っているかはあまり重要ではありません。
本人が、今、それをしたいか、したくないか、シンプルにこれが一番重要なポイントなのです。
そもそも残念ながら、大人もそうであるように、一方的な通達・指示にはどうしたって従う気が起こらないものですよね。
なので、「〇〇して!」といった瞬間に従いたくない気持ちが出てきてしまい、そこでゲームオーバーです。汗
ましてや、自分の思いと全く異なった内容の場合は、
「イヤ!!!!!×100」となってしまいますよね。
これこそが「なぜ子どもたちが言われたとおりに動けないの?」の本当の答えなのです。
この先は、子どもたちは大人の言うことを聞くことができないということを念頭に置いた上で、どうしていけばよいかを綴っていきます。
2、本人が自己決定できる言葉をかける。
ここで再認識したいのは、
『その日に何をして過ごしたいか、は他人でなく本人が決めることである』ということです。
当然ながら、私たち大人は、今日は何をしたい、何を食べたい、どの服を着たいなど、自分のことは全て自分で決めて過ごしていますよね。
自分のことは自分で決めたいというこの思いは、どれほど小さい子どもであっても必ずあるものです。
では、
学校に行きたくないから、行かなくてよいのか、
お風呂は嫌いだから週に一度でよいのか、
というと、それはまた違ってきますよね。
では、どうしたらよいのか。
本人が決められる選択肢が増える言葉をかける
これが子どもたちとの7年で見つけた まりこ流の答え です。
例に
宿題しなさい!と言われると、
受け手にはどの選択肢があるのでしょうか。
この時の選択肢は、やる or やらない の2つなのです。
ここに受け手の選択肢を増やすと、
お風呂と宿題どっちを先にしたい?
宿題は、国語と算数どっちを先にしたい?
1人でやりたい?手伝おうか?
などの言葉がけに変わります。
これによって、
お風呂に入ってから宿題をしよう。
算数が好きだから算数からしよう。
1人でできるよ。
などの子どもなりの選択ができるのです。
何をいつどうやってやるのか、を
子ども自身に選ばせてあげること。
これがなによりも大切なことなのです。
しかし、提示された選択肢に対して、どれもいやだ
となってしまうこともあります。
それも1つの尊重すべき回答なのですが、こちらとしては困ってしまいますよね。
そうなると次のステップです。
3、お互いの妥協点を見つける。
困った大人たちが次に考えるべきことは、何でしょうか?
なぜこの子はこんなこともできないのか、と考えるのはやめて、
どうしたら少しでもできるようになるのか、というところに目を向けて物事を捉えていきます。
前述したように、私たちの思い通りに子どもが動くことはほぼ不可能なので、やってほしい行動のうち、どこまでは妥協ができて、どこまでが譲れないことなのか、これを正確に理解する必要があります。
例えば、
宿題は必ず夜にしなくてはいけないのでしょうか。
本来は提出までに間に合えばよいはずです。
後片付けは、今すぐでなくても、就寝までに完了できればよいのかもしれないですね。
内容によっては難しいかもしれませんが、明確に最低ラインを決め、そこを越えさえすれば、まぁいいかと緩くとらえるようにしていきましょう。
そうすれば、過度な期待や一方的な願いが実現できないストレスが減り、こころにゆとりを持つことができます。
その上で今度は子どもに尋ねるのです。
〇〇がしたくない原因は何かわかる?
今はゲームがしたいからイヤ。
なんか気分じゃないからイヤ。
たしかにそんなことって誰にでもありまよね。
そしてこちらの気持ちを素直に伝えます。
宿題は朝までにはしないといけないと思ってるけど、いつ頃だったらできそう?
寝るまでに片付けるのだけよろしくね!
あとは一旦子どもにお任せします。
なかなか行動に移さなくても、絶対にこの言葉はかけてはいけませんよ。
「いつやるの?まだ?」
子どもたちも充分わかっているのです。
宿題も片づけもやらないといけないことは。
そして、このゲームで次アウトになったら宿題をしようとひそかに考えていたりもします。
その後は、少しだけやる気が出た時に行動に移すことを待つのみです。
子どもの自主性に任せた結果として、
宿題ができなければ先生にこっぴどく叱ってもらえばいいですし、片づけていなければ眠い目をこすってでもやらせます。
そうやって子どもたちは自分で責任を取ることを覚えていくものなのです。
大人の言うことは正しいことが多いですが、誰かに言われた正しいことを正しい手順ですることが重要なのではなく、自分のことをしっかりと自分でできる自立した人間になることが本来一番大切なことなはずなのです。
このことを肝に銘じて、日々優しく、ニコニコ笑顔で子どもたちと接していきたいものですね。
今後も子育て・教育に関する身近なテーマに関する記事を投稿予定なので、お楽しみにお待ちください!☆
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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